心不全発症予防のために

心不全とは『心不全とは心臓の機能が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気』です。心不全発症前の無症状期とは高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病といった心不全の危険因子を持つ方、また弁膜症、BNP/NT-proBNPといった健康診断で異常を指摘された人も含まれます。高血圧、糖尿病,脂質異常症(生活習慣病)などの病気や、肥満、喫煙、運動不足などの生活習慣の乱れは直接心臓とは関係ないように感じるかもしれませんが、これらは冠危険因子と言われ、狭心症や心筋梗塞の発症リスクが高まり、心不全の予備群となります。心不全が安定している場合は、かかりつけ医での診療も可能ですが、病状の進行、変化がある場合は,循環器内科専門医の診断や治療が必要になる場合もあります。主治医の指示に従い、定期的な診察・治療を欠かさず受けましょう。
*2025年改訂版 心不全診療ガイドライン 転載
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